事業の方向性を定めよう
事業の方向性を定めよう
会社設立の手続きの前に、あなたの事業の方向性を決めましょう。
1.何のために起業するのか:理念・ビジョン
あなたの人生を掛けて何を実現したいと考えていますか?
(例)起業家支援を通じて1人でも多くの起業成功者を世に送り出し、日本を元気にしたい。
理念やビジョンがあることは起業直後の厳しい時期を乗り切るためにも大切なことです。
自分自身の理念とビジョンに確信があってこそ、起業した会社に関して自分の力を最大限に注いで行けると思うからです。
理念とビジョンのない起業は途中で方向性を見失って迷ってしまう可能性も高くなってしまいます。
2.自分には何ができるのか
あなたの持っている武器は何ですか? 自己分析をしてみましょう。
・属性(性別、年齢、居住地など)
・経験(仕事、趣味など)
・特殊な技術、知識・スキル、資格など
・人脈(学校、職場、地域など)
・お金(自己資金、担保・保証人、借入可能額)
・その他(性格、容姿など)
ご自分ではこんなのは武器になるのかなと思っている部分もあると思いますが、それはあくまでも自分の判断にしかすぎません。
自分ではたいしたことないと思っているものが実は世間では非常に大切なものであるということは多々ありますので、自己分析はもちろんですが、他人に自分を客観的に分析してもらうこともあなたの武器を判断するためには非常に大切なことではないかと思います。
主観と客観ではやはり感じ方が違ってくるものですからね。
3.社会的なニーズはあるのか?
あなたのビジョンが本当に社会に必要とされているか、調査・分析をしましょう。
・仕事上、街中、ニュースなどでよく耳にするテーマか?
・統計データを見てみて、消費者ターゲットが存在するか?
・先輩経営者や専門家などに意見を聞いたか?
・ターゲット顧客層の意見を直接聞いたか?
自分のやりたいことがあったとしても社会にニーズがないとどうにもなりません。
その意味ではニーズの分析は非常に大切です。
最初の会社が大きくなって、その後に自分の趣味で会社をもう一つというのであれば、すごくニッチなマーケットでも問題ないとは思いますが、最初はマーケットの動向をよく判断しておきましょう。
起業の際には疑問はできるだけ少なくしておきたいものですから「よくある起業の疑問」もご覧になってみてください。