NPO法人と地域社会とのかかわり

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NPO法人と地域社会とのかかわり

社会が現在抱えている課題は、日本国内であっても、現在の日本以外の国であっても地域や民族性が異なってくると必要とされてくる内容がかなり違ってくることになります。

例として、日本で問題になっている高齢化社会について考えてみましょう。

同じ都市のなかでも違いはある

都市部では数年前から、高齢者の方が行方不明になってしまう問題がニュースなどでも取り上げられていました。

実際にデータでも行方不明になって見つかっていない高齢者の人数は年々増加傾向にあるようです。

理由としてよく言われているのが、都市部ではマンションなどで隣に誰が住んでいるのかということが全くわからないために、たとえ行方不明になったとしても、そもそも知らないのだから行方不明であるかもわからないという事実が存在していることも確かです。

さらには核家族化の加速によって、他人という横のつながりだけでなく、家族という縦のつながりの希薄化が進んでいるということが証明されてしまった現象と言う事ができ、日本社会全体の問題として解決していかなければいけない大きな課題であると言えるでしょう。

一方、昔ながらの農村地域(過疎地域が多いかもしれません)では都市部で他人のことにかんして、そこまで無関心であるということに、そもそも理解ができないということもあるようです。

昔ながらの村社会の伝統が残っている地域では地域の住民が常に触れ合って生活していくことが当然だという考えがあるでしょうから他人に関心が薄い人たちの気持ちがなかなか理解できないのかもしれません。

逆に農村地域では、経済活動を支えている現役世代の人口が減少傾向にあり、地域の経済が立ち行かなくなる可能性があるといった問題や、医師不足による公共の病院の統合や閉鎖、住民への社会福祉サービスが不十分であるなどといった問題が都市部にはあまりない課題として浮き彫りになってきているようです。

さらにと一概に都市部と農村部わけてしまうと、その地域独自の歴史的な背景であったり、主要な産業、これまでに自治体が行ってきた公共政策といった様々な条件によって、状況がそれぞれに異なってきます。

地域が人々の日常生活の基盤であるということを考えると、社会貢献活動を行うにあたっては、どの地域を対象として、どのような社会貢献活動を行うかということが重要になってくるのではないでしょうか。

住民に受け入れられない活動は成り立たない

また地域でNPO法人を設立して社会貢献活動を行う場合、地域の抱えている課題やその対象となる事象にだけ向き合っていれば問題ないかと言えばそうではありません。

あなたの設立したNPO法人がいくら地域で社会貢献活動を行うといっても、いきなり別の地域から全く知らない人たちがNPO法人という名のもとに活動を開始しましたとしてやってきたとしても、最初は信頼関係が存在していないでしょうから、警戒されてあまり相手にされないこともあるということも考えておきましょう。

そうなってしまうと、せっかく社会貢献活動を行うという高い志をもってNPO法人を設立したにも関わらず、事業の運営に支障が出てきてしまいます。

このような状態を防ぐためにも、まずは地域団体や、地元企業、商店街の集まり、関係施設や学校など地域を構成している組織と連絡を取り合って信頼関係を作ったうえで、活動に協力したもらえるようにすることがスムーズな事業活動には必須と言えるでしょう。

地域社会との円滑に関わっていくためには「人材確保が重要になる」をご覧になっていただいて、人材を地域から採用するという方法も1つの選択肢になるのかもしれませんね。


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