スタッフ不足はどう補うか?

スタッフ不足はどう補うか?

社会貢献事業を進めていく中で、スタッフが足りなくなれば、新しくスタッフを雇用したいと思うところでしょう。

しかし、1人でも人を雇用するということは、その分だけ毎月固定費が増加することになります。

NPO法人は資金が潤沢にあって少々の支出は問題ないというところは多くはないので、雇用したくても簡単に新しくスタッフを増加できないというのが実情のようです。

では、その不足した人材の部分はボランティアとして手伝ってくれている人たちで補えばいいかというと、そういうわけにはいかない部分もあります。

ボランティアをしてくれる方々は無償もしくは実費程度の負担で活動に協力してくれるNPO法人にとっては心強い存在ではありますが、便利に使える安い労働力ではありませんので、勘違いしないように注意しましょう。

ボランティアをしてくれる方々はあくまでも活動者の自発的な意思による活動で、NPO法人に賛同して協力してくれてるのであって、仕事として強制されているわけではないのです。

本人の都合が仕事や他の予定で合わなかったり、この活動はやりたくないと思えば、今回の活動は参加を見合わせるということも自由に選択をすることができるのです。

ボランティアをしてくれる人の中にも事業内容にすごく共感をしてくれて、スタッフ以上に活動に対して一生懸命に貢献してくれる人もいるでしょうが、最初からそのようなことをあてにして活動してしまうのは危険と言えるでしょう。

その点を考えると、事業を中核を担うような仕事や、長期継続的にわたって作業することが必要な仕事をしてもらうのは、ボランティアには負担が重すぎると言わざるを得ないでしょう。

そこで、まずは仕事内容を整理し、スタッフでないとできないことと、そうではないことを分類して、スタッフとボランティアで仕事の割り振りができないかを考えてみることが大切です。

仕事の整理の例としては以下ようなものです。

★会員への郵便物の発送などは、期間限定のアルバイトを募集して対処する。

★ホームページの制作や保守管理などは制作会社などの専門的な外部の業者に依頼する。

★啓発用の広報紙の作成やイベントスタッフなどについてはスタッフが責任者となり、ボランティアには責任者の下で作業を分担してもらう。

NPO法人は社会貢献を目的とする組織ですが、法人として長期に存続するためには、経理や人事といった経営面も考慮しなければなりません。

スタッフ不足という問題に直面したときには、ボランティアの協力を得るための工夫をしたり、アウトソーシング(外部委託)という選択肢もあるということを考えて、人材確保の上でも経営上でも効果が高いと思われる解決策を選択していくようにしましょう。


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